内容
事例1
「アメリカへの渡航申し込み手続き」と検索したサイトで手続きをした。その後、クレジットカードで代行手数料として決済をしたが7千円請求されていることが分かった。公式サイトであれば14ドルのはずだ。
(当事者:学生 女性)
事例2
サイトに鷲のようなマークがあり、米国の申請窓口ホームページのマークと似ていたので、公式サイトだと思い電子渡航認証の申請をした。その後の承諾メールに決済額が7千円とあり、代行業者サイトで申請していたことに気付いた。
(当事者:学生 男性)
ひとことアドバイス
アメリカ、カナダ、オーストラリアの電子渡航認証の申請代行に関する相談が寄せられています。
具体的には、公式サイトで申請するつもりが、インターネットで「ESTA」「eTA」「ETA」等と検索すると、申請代行サイトが検索結果の上位に表示されたり、公式サイトに似たデザインであったりするため、代行業者と気がつかないまま手続きし、所定の費用に代行手数料を加えた料金を請求されるというものです。
申請の際は各国の大使館ホームページ等で所定の費用や公式サイトのURL等を確認しましょう。
申請代行サイトを利用する場合は、相手方や契約内容、料金を十分に確認してください。申請代行サイトは海外の事業者である場合も多く、「申請手続き後のキャンセルには応じない」旨が利用規約に定められているケースでは、一度、申請手続きを行うと、解約・返金の交渉は困難です。
心配なときは、お住まいの自治体の消費生活センター等にご相談ください(消費者ホットライン188)。
参考
ESTA公式サイト(アメリカ国土安全保障省税関国境警備局)
eTA公式サイト(カナダ市民権・移民省)
ETA公式サイト(オーストラリア政府移民局)
米国・カナダへ渡航を予定されている方へ(日本外務省)
(2019年2月5日 国民生活センターメールマガジンより)