競争入札参加資格申請なら、神山和幸行政書士事務所へ

役務の提供等の契約に係る競争入札参加資格申請について

 国の機関や都道府県等の競争入札に参加するためには、事前に競争入札参加資格の申請を行い、競争入札参加有資格者名簿に登載される必要があります。
 和歌山県では例年秋に申請の受付が行われ、翌年1月1日~次の年の12月31日までがその有効期限となります。対象は新たに入札参加資格を取得しようとする事業者、有効期限が迫っている事業者、業種の変更を行おうとする事業者が対象となります。


(1)申請に必要な要件

一般的な許認可に必要な要件同様、厳しい要件があります。
①成年被後見人、被保佐人(準禁治産者)であって契約締結のために必要な同意を得ていない者等、破産者で復権を得ない者等に該当しない者であること。
②民事再生法の規定による再生手続開始の申立て、会社更生法の規定による更生手続の申立て等をしていない(されていない)者であること
③会社法の規定による会社整理開始命令を受けていないこと。
④消費税等の未納がないこと。
⑤申請日現在において一年以上の営業経験を有し、かつ会社の事業目的に入札参加を希望する業務種目が記載されていること。
⑥暴力団等の関与が認められないこと。

(2)主な申請書類及び添付書類(新規の場合)

①競争入札参加資格審査申請書
②希望業務種目に関する調書
③業務概要調書
④業務実績調書
⑤使用印鑑届
⑥法人に関しては登記事項証明書、個人事業者に関しては本人の住民票
⑦納税証明書(所費税及び地方消費税、県内の事業者のみ事業税等の納税証明書もも必要)
⑧財務諸表
⑨営業に係る許可等を受けていることを証する書類の写し
⑩一年以上の営業経験があることを示す(契約書等)の写し
※以上の書類のほかに、入札参加を希望する業種によっては追加書類が必要となる場合があります。

(3)留意点

①申請後、審査の結果についてはその申請の年の12月下旬に通知されます。
②申請書類や添付書類に不備がある、又は不足する場合には受理されません。

 入札参加資格審査は年に一度のみです。特に新たに競争入札に参加しようとする事業者様は名簿に登載されるために、書類作りについても余裕をもって慎重に臨まなければなりません。書類作り、申請について、当事務所にご相談ください。